とある旅人の人生の軌跡

なんか色々な私生活書いてます

休職を3か月してみて思うこと

こんばんは、ちーです。

最近あんまりつぶやいてないですけどそれなりに生きてます。

 

4月から3ヶ月仕事というものを本格的に離れて休んで思ったことを乱文ですが今後の自分のためにも書き連ねたいと思います。

 

休職の経緯

多分、休職をしたということはTwitter経由でこのブログにたどり着いた人にとって既知の事実かとは思うのですが、あまり経緯については触れてこなかったので軽くまとめます。

もともと体の異変は9月くらいから出ていて、妙に寝れなかった食欲が落ちて全然食べれなかったりとまあまあしんどい状況になっていました。

もともと営業か後は英語を使う部署にとのことで今の会社に入ったのですが、全くそんなことはなく聞いてた話とだいぶ違う事務仕事に従事することになっていました。

しかもその事務仕事の内容もあまり自分とはソリが合わず、仕事内容はコンプラ違反になる可能性があるので詳細には言えませんが少なくとも誰が聞いてもビックリするくらいアナログな仕事をしていました。

それもあり適性と全く違う仕事をしていた結果、ミスは連発し上司から叱責される毎日。もうどうしようもなくなってきました。

本格的にやばいなと思ったのは今年の4月。

仕事に行こうと思っても体が本格的にいくのを拒否していたんですね。

今までは嫌々ながら生活もかかっているしとのことで頑張ってはいたのですが、ついに何かがプツンと切れる音がして出勤だけはそれでも意地でしていたものの全く仕事に意欲がわかなくなっていました。

その結果、ミスは増えて評価シートはできなかったことだけを書かされ提出。

もう自尊心ボロボロでこのままだと死ぬなあと思って心療内科に駆け込みました。

この判断が幸か不幸か休職切符を握るきっかけになったわけです。

心療内科に行った自分は仕事内容、会社での対応、人間関係、今の状態等を洗いざらい話しました。

結果申し渡されたのは「今から2ヶ月休職してください」という言葉。

正直、今後の生活どうすんだとか色々頭によぎりましたが、休職の判断が出た以上同にもするわけにはいかず会社に報告。

結局心療内科に診察に行った翌日に会社に診断書を提出したら即刻休職となり、その翌日から自分の休職生活は始まりました。

 

休職中の生活

まず一番気になる金銭面ですが、基本的に翌月払いということ、またボーナスの対象月までずっといたことから満額支給となり一応なんとか食い繋いでいます。

とはいえ、家計に余裕があるかといえば全然余裕ないんですけどね。

まず休職を始めて2週間は本当に寝たきりでした。

嫌なことから全部離れたはいいものの我慢していた反動が一気に体にガツンと来て「何もしたくない、ただ寝たい」という気持ちだけが勝ちました。

とにかく寝てたというか、ぶっちゃけその2週間の記憶は友達と突発で北海道に行くまでほぼないです。

それだけ今までの生活がショックだったんだろうなあと思います。

そして、5月の上旬に旧知の友人と一緒に北海道と東北に行き久しぶりに外の空気を吸った感想は「こんなに外の空気って美味しかったっけ。」という感想でした。

なんやかんや旅行は旅行で楽しみ、東京に戻ってきて新しいことでも始めてみるかあと思い色々やってはみたのですが全然手につかないんですね。

自分でも結構びっくりしました。あと普段息をするように見ていた時刻表とかにも一切興味がわかなくなりここで初めて「今自分は相当やばい状況にある」ということを客観視しました。

そこからは、とりあえず気力がちょっとでも沸きそうなことがあればそれはしてみる。無理はしない。頑張らない。というスタンスで来て今に至ります。

最近は4時寝12時起きと結構めちゃくちゃなことしてます。

休職をしてみての感想

①意外とあっけない

仕事を休んだら人生どうなってしまうんだろうか。もし今自分が抜けたら会社は大丈夫なんだろうか。正直、休職するまですごい心配をしていました。

ただ、抜けてみて思うのは「別に大したことではなかった」ということです。

自分がいなくても会社はいつも通り回ってくれているし(そのおかげで社会保険料も自己負担分だけで済んでる)、生活がいきなり立ち行かなくなるのかと行ったら別にそういうわけでもなかったですね。

もしかしたら残された方には何か色々あったのかもしれないのですが、会社の同期と連絡をとっていないので自分が見えない部分は無かったと同義と考えればそんなにそんなに大きな支障が出たわけではないんじゃないだろうかと思います。

大学を退学した時、就職留年した時と心境としてはあんまり変わりませんでした。

ただ、あれだけ頑張ってした就職活動も今振り返ってみればどれだけ一生懸命やって手に入れた立場も手放すのは一瞬なんだなということを強く感じさせられました。

 

②出勤には出勤の辛さ、休職には休職の辛さがある

出勤してた時、毎日合わない仕事をしなればいけないこと、ソリが合わない上司となんとかやっていかなければいけないこと、社内で相談できる状況になかったこと等結構出勤した時に辛かったことは多かったなと振り返ってます。

ただ、それらを振り切りたくて心療内科にまで行ったのに実際に休職してみるとそれはそれでなかなか精神的に来るものでした。

あまり比較しても仕方がないのかもしれないですが、周囲の友人の仕事の話を聞いてその間別になんらかの生産的な活動ができたのかと言われるとできていたわけでもないし、何なら虚無な時間を過ごすことの方が多い生活をしているとなんだか周りから置いていかれるような気がしてぶっちゃけしんどくなる時はありました。

ただ、逆にそういう話を友達から聞けているおかげで社会性を保てていたり今どういう状況なのかを知ることで今後どうしようかと考える機会をもらえているので、この状況でも誘い誘われされるのはすごいありがたいなって思っています。

 

③同じ立場にならないとわからないもの

理解して欲しいとも思わないけれど、やっぱり人は同じ立場にならないとわからないものなんだなっていうのを骨身に染みて感じることが間々あります。

パリピの気持ちはパリピにしかわからないし、彼女ができない辛さは彼女ができていない人にしかわからないし、不登校には不登校の人しか気持ちがわからないように休職中の人の心境はなかなか同じような立場の人じゃないと理解されないものなんだなと。

多分傷病手当をもらいながら生活をして、毎日だらけて生活をしていて羨ましいと思うのはある意味当然だと思うし、自分も出勤していた時に同じ話を聞いていたら同じように感じていたと思います。

でも、現実休職してそう言われることもあったりするとちょっと傷つくところもあったりします。

何かしたくてもなかなかする気力がたまらないというのはなかなか辛いし、それが複数回経験したことがあるものでもやっぱりなかなか乗り越えられるものではないです。

受けた傷が大きい分だけ回復にはそれ以上の時間がかかるというのは本当なんだなあと思います。

あとよく鬱気味になると性格が変わるとかよく言われますがあれもマジだと思います。

やっぱり多方面で複数回マイナスなことを言われたりすると、余裕なくなってきます。

余裕がなくなると自分を守るために攻撃性や衝動性が増したりします。

誰でもストレスは抱えるかとは思うんですが、休職期間とか休んでる間は寝てる時にいきなり起こされて不機嫌になるのと同じようなくらい精神状態がセンシティブになるので冗談が冗談に思えなくなったりするというのは結構肌身で感じることは多いです。

頭に残ってる一番しんどい言われる言葉は「お前にだけは言われなくない」ですかね。

そうだよね、休職してるから生きてる世界違うんだよねってなってやっぱりしゅんとすることはすごいあったりします。

やっぱり、普通に働いてる人と比べちゃってちょっと自尊心下がりますもんね。

 

とまあ、マイナスなことも結構結構話した気がするんですが、一応この状況なんとかしたいなって思って色々対処しています。

 

ただ、死にたいなあとか色々思ったりもするけれどそれでもなんとかやってけているのは「似たような人と連絡をとっているから」なのかなあと思います。

やっぱり休職してる人はマイノリティなので(休職者がマジョリティだったら確実に日本沈没ですね)、同じ辛さを吐露したりする場所を作るのはすごい大事なんだなって思います。

傷の舐め合いと言われれば、ええその通りですとしか言いようがないんですが結構これ大事なんじゃないかなって思います。

誰しも仕事の愚痴は友達なりに恋人なり同僚なり家族になり言うとは思うんですけど、それはその人の立場がわかってくれるであろうと思うから話すと思うんです。

それと同じことをしないとやっぱり休職してることに否定的になって死にたくなりますもんね。

不登校の時にしんどくなって同じような人と関わったり、大学受験の時国公立受験の時辛さを学校の中で誰にもわかってくれなくてTwitterに飛び出したように、やっぱり人に話を聞いてもらったり同じ立場の人がいるというだけでもちょっと気持ち楽になったります。

当面はこんな感じで行くしかないんじゃないかな。

 

今後

当面は上記の生活が継続される予定ではあります。

でも、多分傷がかさぶたになるくらいになったら人はまた走り出せるんじゃないかって思うんですよね。

過去の自分で言うなら、学校行かなくなってたまたま巡り合わせで聴き始めた文化放送こむちゃっとカウントダウンで流れた「君の知らない物語」に触発されてドラム始めたりとか、大学受験に失敗して何にもならなくなった時に突然ペルー行きが決定して訳もわからぬまま初海外でとんでもないもの見せられたりとか。

 

傷がかさぶたになるまでいつまでかかるのか、正直こればかりは自分でもわからないけれど、でも今はとりあえずゆっくり休んでおこうと思います。

無理をした結果、できかけたかさぶたが剥がれてしまうと治るまで余計に時間もかかってしまうので、この辺は焦らずゆっくり行こうと思います。

でも、きっと今までがそうであったように治ればまたいつものようにかけ出せると思うんですよね。

だからその日まで待っていてくれたらすごい嬉しいなって思います。

 

最後にいつもこういった記事を読んでくださる皆様に感謝を申し上げたいです。

ありがとうございます。